「歯科技工士」と「歯科衛生士」はともに国で認められた国家資格です。
「歯科技工士」は歯科技工士法、「歯科衛生士」は歯科衛生士法に基づいた国家資格であり、その資格取得について修業年限、時間(単位)数、必修学科目が明確に規定され、医療人としての業務、地位が保障されています。

「歯科技工士」は、歯科医院や歯科技工所で働き、歯科医療に用いる歯の欠損を補う人工物や詰め物、矯正装置を作ったり、修理・加工を行います。

「歯科衛生士」は、主に歯科医院で働き、歯科医師の診療を補助したり、予防に関する薬品を塗ったり、歯みがき指導などの保健指導を行います。

歯科医師と「歯科技工士」、「歯科衛生士」は連携して、患者さんの歯科医療を行うチームです。
しかし、「歯科技工士」と「歯科衛生士」は患者さんの診断・治療を行う歯科医師の指示のもとに異なる仕事を行いますので、職業適性や業務範囲は大きく違いますが、ともに歯科医療で重要な役割であると言えます。

具体的な違いを、下の表にまとめました。今後の志望決定の際の参考にしてみてください。

  歯科技工士 歯科衛生士
資 格 歯科技工士法に規定 歯科衛生士法に規定
資格取得方法 厚生労働省指定の養成所等を卒業し、国家試験に合格 厚生労働省指定の養成所等を卒業し、国家試験に合格
監督官庁 厚生労働省 厚生労働省
養成所(学校)の指定 都道府県(厚生労働省より移管) 都道府県(厚生労働省より移管)
修業年数 昼2年 ・ 夜3年 昼・夜 ともに3年
卒業単位数 2200時間を修得 93単位(2570時間以上、うち臨床実習を含む)
臨床実習 な し 20単位(900時間)
教育内容 歯科技工士学校養成所指定規則による 歯科衛生士学校養成所指定規則による
業務内容 歯科医療に用いる①補綴物・②充填物・③矯正装置の製作・修理・加工 ①歯科診療補助
②歯科予防処置
③歯科保健指導
適 性
  • 手先の器用さ
  • 集中力
  • 立体把握力
  • 清潔感
  • コミュニケーション力
  • 細やかさ
独立開業 できる できない
海外進出 資格制度を持つ国が少なく、技術があれば活躍できる。 各国に資格制度があり、その国の大学等で資格取得が必要。
年収(年収ラボより) 年収433万円(38.3歳) 年収360万円(32.2歳)
初任給(本校調べ) 新卒初任給 約19万円
歯科衛生士に比べて上がりやすく、特に独立開業すればさらに上が目指せる
新卒初任給 約21万円
初任給は比較的高いが、
上がり方は緩やか