こんにちは!歯科技工士科の彦根です。
今年4月に開講した「歯科技術予備教育科」の留学生たちのほとんどは母国で歯科医療に携わった経験は無く、日本に来てから歯科技工士という職業を初めて知ったという学生も多いです。
そこで日本の歯科医療を知ってもらうため、夏休みを前に、歯科医院と歯科技工所を見学させていただきました。
まず見学させていただいたのは、学生の多くが通学で利用するJR大森駅に直結し、コンセプトの異なる3つの歯科医院を持つ横須賀歯科医院です。
学生たちはパーテーションで仕切られたきれいな診療室や、30分で歯の詰め物ができあがる最新の設備をはじめて見て驚き、写真をたくさん撮っていました。
学校に戻り感想を発表してもらいましたが、学生たちが何より関心を持ったのが
「治療中の患者さんの顔にタオルを掛けてくれる」
「女性専用クリニックがあって治療後はパウダールームでメイク直しもできる」
など、日本ならではの細かい気づかいの部分でした。
そして次に見学させていただいたのは、京浜急行青物横丁駅近くにある「株式会社CARESソリューションセンター」という歯科技工所です
ここはデジタル歯科技工に特化していて、最先端の機械が置かれたスタイリッシュな技工室は、従来の歯科技工所のイメージとは全く異なります。
中国語を話せるスタッフの方もいらっしゃって、説明も留学生にとってより分かりやすいものになりました。
この会社を見て、将来は自国にこのような技術を持ち帰ってビジネスをしたいと話す留学生もいました。
歯科技術予備教育科は8月4日から夏休みに入りました。母国に一時帰国する学生も多いですが、今回の体験をもとに自分の将来をじっくり考えてきて欲しいと思います。
今回の見学にご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました!