新東京歯科技工士学校と新東京歯科衛生士学校は同じ校舎にあり、
歯科医療チームの一員として、お互いの仕事を理解しあうために合同授業を行っています。
今回は、歯科医師の指導のもと、歯科技工士科Ⅱ部1・2年生と歯科衛生士科Ⅱ部3年生との合同実習を行いました。
歯科技工士科の学生が患者役になり歯科衛生士科の学生に歯型(はがた)をとってもらいました。
これを専門用語で印象採得(いんしょうさいとく)といいます。
今まで一度も歯医者さんで印象採得の経験がない学生も何人かいて、患者体験も目的の一つです。
中には何度も、取り直しの学生もいましたが、そんなときには歯科衛生士科の先生の登場です。
さすがに、プロの手つきはちょっと違いますね。両校の学生たちにとって大変貴重な体験ができたと思います。
そして、型どりしてもらった型(印象といいます)には、石膏を流して自分の口の中の模型を作製しますが、今度は歯科技工士科3年生が1・2年生の指導にあたります。
万が一、失敗すると印象採得からやり直しなので、普段の実習以上に真剣です。
出来上がった模型を使って、1年生は自分の歯の形の勉強や入れ歯体験の授業に、2年生はスポーツマウスガードの製作実習へと、これから先の授業へ展開していきます。