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バスケットボール選手がつけているスポーツマウスガードの役割とは?

アスリートをサポートするスポーツマウスガードを作る仕事「歯科技工士」

 

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FIBAバスケットボール・ワールドカップ日本代表がパリ五輪出場権を獲得しました。
みなさん、応援に熱が入ったのではないでしょうか。

ところで、そんな選手たちと歯科技工士の仕事にも深い関わりがあります。
バスケットボール・ワールドカップの中継で、選手が透明のマウスガードを外している場面が何度か見られました。このひとり一人に合ったマウスガードを歯科医師からの指示を受けて作成するのが「歯科技工士」の仕事になります。

選手達の身体的なサポートするのは、スポーツドクターやアスレティックトレーナーという職種は皆さんもご存じではないでしょうか。
バスケットボールで多いケガは、手や指、足首、膝、そして接触プレーが多いこともあり、脳震盪や、顔のケガも実はとても多いのです。バスケットボールは、ゴール下で激しいボールキープを繰り広げます。
下記のデータでは、バスケットボールの競技中に多いケガになります。

 

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(引用:公益財団法人 スポーツ安全協会 平成29年スポーツ傷害統計データ集)

マウスガードの目的・効果

①:直接外力(バスケットボール、野球のボール、他の選手の肘などが当たることなど)により起こる選手 自身の舌、歯、顎骨などの外傷の予防・範囲、症状の軽減

②:対戦相手や味方選手の歯との衝突(サッカーのヘッディングやバスケットボールの シュートなどのジャンプ後の着地時などに多く見られ、歯が凶器となってしまうケース)による頭部、顔面、目などに対する外傷の予防・軽減

③:スポーツ中の強い噛みしめ(スポーツクレンチング)による歯の咬耗(すり減り)、歯の破折などの予防・軽減 バスケットボールでは、シューティングや、リバウンドの際にも、この強い噛みしめが起きます。

④:下顎への外力に対する顎関節の保護

⑤:(未だに議論の余地は残るとされていますが)脳震盪に対する効果。特に、頭部に 対する直接的な外力により起こるものではなく、顎先や胴体への衝撃(間接的な外力)によって生じる頭部の回転加速度によって起こる脳震盪に対する効果。噛みしめることによって頸部の筋の活動性も上がるためこのような効果が期待されます

⑥:経済的な効果。外傷を受けた歯は、当然ではあるが何らかの治療が必要になります。
この初期の費用もさることながら、生涯にわたる治療が必要になることも少なくないため、マウスガードの使用による外傷の予防・軽減が必要です。
(引用:8020推進財団「マウスガードを使用する目的と効果」)

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歯科医師とともに歯科医学の分野からスポーツ界に貢献する歯科技工士の役割

現在スポーツ界では歯学の役割が明確化され日本スポーツ歯科医学会による「JASD認定MGテクニカルインストラクター」として、歯科技工士が活躍しています。これはスポーツ選手の歯を守るため、歯科医師とともに選手一人ひとりに合ったマウスガードの製作に精通した資格です。「スポーツ×歯学」への注目は高まり、今後活躍の場はさらに広がると考えています。

他にも、アメリカンフットボールや格闘技などのコンタクトスポーツは、身体への負担は勿論のこと、実は歯にも大きな負担が掛かっています。そのため競技中のマウスガードの着用が義務化されています。そんなアスリートの歯を守るスポーツマウスガードを作るのが、歯科技工士という仕事です。

新東京で学べるスポーツゼミ

新東京のスポーツ技工ゼミでは選手一人ひとりに合わせたオリジナルのカスタムメイドマウスガードの製作技術を学ぶことができます。2022年度のスポーツゼミでは東京都立戸山高等学校のアメリカンフットボール部に所属する生徒16名を対象に、カスタムメイドマウスガードの製作と贈呈式を実施しました!歯科医師監修の元、新東京歯科技工士学校・新東京歯科衛生士学校の設備を使用し歯型採りから製作まで実施しました。

しっかりと調整しお渡しできたので、生徒さんからは着けやすいとの言葉をいただくことができました!話しやすさに特化した浅型のもの、ケガ防止に特化した分厚いものや、よりパワーが発揮しやすいものなど、形によって様々な効果を発揮するマウスガードの製作を贈呈することができました。

医療国家資格 歯科技工士

歯科技工士の仕事は、歯科医師の指示にもとづいて、患者さんの治療に必要な歯科技工物を製作したり修理したり加工することです。歯科技工物とは歯のかぶせ物や入れ歯、歯列矯正装置など多岐に渡ります。コツコツと集中して作業したい方や、細かい作業が好きな方に向いています。

自分の腕で勝負できる仕事

歯はいちど失われると元に戻らないことから、それを補う歯科技工物があって治療が可能になります。歯科技工士は歯科医師や患者さんとのやりとりを交えながら、要望に合った技工物を製作します。さまざまな材料の特性を熟知し、精密さを求められる技工物を提供する技術はまさに職人技。そして歯科医療の根幹を支える仕事といえます。こうしたプライドを持って仕事をできるのも歯科技工士の魅力だと言えるでしょう。

国家資格がある安定した仕事

歯科技工士は国家資格が必要な仕事です。専門学校や大学、短大などの歯科技工士教育機関で、所定の科目を2年以上学ぶと国家試験の受験資格が得られ、国家試験合格者には厚生労働大臣より技工士免許が与えられます。国が認めた資格を持って仕事ができるので社会的な信用もあり安定した仕事と言えます。

 

歯科技工士の仕事について詳しくはこちら

 

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