歯科技工士対談

白い歯はファッションの一部だと実感

——李 世仁(イ セイン)さん

尾﨑

イセインさんは歯科医院で歯のマニキュアを体験したそうですね。すごいツヤツヤできれい！イさん自身は、歯が白くなってどうですか？

李(イ)

歯科医院から帰ったあとは、白い歯がうれしくてずっと鏡を見ていました。私の仕事は人と接することが多いんですけど、歯が白くきれいになって、今までよりも自信を持って、笑顔で接することができるようになったと思います。今までメイクとかヘアスタイルにはこだわっていたけど、歯をケアすることってそれと同じくらい大事なんですね！

尾﨑

そうなんです。１本１本の歯は小さいけれど、口元は人の視線が集中する場所なので、きれいになると気持ちがアガりますよね。

李(イ)

尾﨑さんは歯科技工士さんなんですよね。私は歯科技工士という職業は今回初めて知ったんですが、具体的にどのようなお仕事なんですか？

おしゃれの仕上げ、白い歯を作るのは歯科技工士

——尾﨑 栞さん

尾﨑

歯の治療で使う差し歯や入れ歯、それから矯正の器具などを製作するのがおもな仕事で、医療系の国家資格です。イさんは今回、歯のマニキュアできれいな歯になりましたが、かぶせものや詰め物の治療が必要な時は、歯科医師の先生が歯を削ったあと、歯科技工士がセラミックスなどの素材でその方にぴったり合う歯を作るんですよ。実は今日、私が作った歯を持ってきたので、イさん、見てみてください！

李(イ)

すごーい、白くてパールみたいですよね。しかもリアルに歯っ！！っていう感じ（笑）セラミックの治療って私の同僚にも経験している人が大勢いますが、尾﨑さんみたいな若い女性が作ってるなんて知らなかった～！

尾﨑

イさんはファッションを通じてお客さまにカワイイを届けるお仕事をしていますが、私は自分が作った歯で人をきれいにしてあげたいと思うんです。どちらも「笑顔をつくる仕事」っていうところは一緒ですね。

李(イ)

ほんと、そうですよね。

尾﨑

例えば眼鏡って昔は視力を矯正する器具だったけど、今はファッションアイテムのひとつですよね。私はもっとこの職業を知ってもらって、Heatherさんに服を買いにくるようなおしゃれ好きな女の子たちが歯科技工士になってくれたら、歯もファッションアイテムのひとつという考えが広がるんじゃないかと期待しています！！